にんじんが脳に良い

にんじんは、長らく目に良いと言われてきたのですが、脳にも良いことが判明しました。にんじんには、ルテオリンという化合物が高濃度に含まれています。

ルテオリンは、老化由来の記憶障害を減少させ、脳の炎症を抑えることが、2010年の『栄養学』誌の研究で明らかになっています。

この研究では、ネズミの食事に一日あたり20ミリグラムのルテオリンを補っています。研究の結果、脳の炎症を抑えられることが観察されました。

またネズミの記憶力が、若いネズミと同レベルにまで回復することも判明しました。ルテオリンが豊富な他の食物に、オリーブオイル、こしょう、しそ、セロリなどが挙げられます。

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by FioLab. 野村 恭稔