ビタミン不足は美肌に禁物

肌を美しく保つためには内臓、特に胃腸と肝臓の働きが重要です。胃腸の調子が悪ければ、皮膚は栄養素不足により色、艶、弾力性、なめらかさ、抵抗力などを失います。また、肝臓の衰えはニキビ、吹き出物、シミなどのもとになります。バランスのとれた食事を規則正しくとることにより、体の老化を防ぎたいものです。
特に健康で美しい肌を考えるとき、ビタミンは非常に重要な栄養素です。

◆緑黄色野菜はビタミンCをはじめ、各種ビタミン類を豊富に含んでいるので、皮膚にもよいのですが、生で食べ過ぎると冷え性になって肌のつやがなくなってきます。また、パセリやセロリなどは紫外線に反応する光毒性を持っており、多量に食べ続けると体質が変わって、太陽光に敏感になり、シミやシワをつくりやすくなります。

◆コーヒー、タバコ、アルコールは肝機能を低下させますので控えめにしましょう。アルコールを血が顔にのぼるまで飲みますと肌は乾燥した状態になり、大変な負担になります。タバコに含まれるニコチンやタールは皮膚に栄養を運ぶ毛細血管を収縮させ新陳代謝を妨げるために、皮膚は荒れ、シワ、シミのできるもとになります。コーヒーや紅茶に含まれるカフェインはメラニン色素を促して、シミをつくり、シワをふやすことになります。

◆不足するビタミンやミネラルをビタミン剤やビタミン補助食品で効果的に摂取することも大切です。ビタミンA、E等の脂溶性ビタミンは牛乳と一緒に摂ると吸収されやすくなりますし、カルシウムも補給することができます。
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by FioLab. 野村 恭稔